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スーパーアニュエーションによる節税対策

super

4月になり、会計年度終了まであと3か月、そろそろ節税戦略を考える時期が近づいています。

一番メジャーな節税方法のスーパーアニュエーション

オーストラリアも財政難で、自分の老後の資金は自分で貯めておいてほしい、というのが本音です。そのため、スーパーアニュエーション(スーパー)への拠出による税金の優遇策を出しています。

  • 雇用主に頼み、給料の一部をスーパーに払ってもらう。これにより, スーパーに追加で払った部分については税金がかかりません(Salary Sacrifice、サラリーサクリファイス)
  • 主な収入源が自営業者のみしか認められていなかったスーパーへの拠出での経費計上。2018会計年度より、このルールが撤廃されました。よって、1のように雇用主に頼む必要なく、自主的にスーパーに拠出することで経費計上が可能です。これらに慣れているオーストラリア企業やある程度大きいビジネスの元で働いていない場合、雇用主が何のことか分からなないため、1に対応してくれないことがあります。そのような方には朗報です。
  • 配偶者のスーパーへ拠出することにより540ドルまで税控除(税金が安くなる)をもらえる制度もあります。2018年度から配偶者の所得制限額が上がり、より多くの方が便益を受けられるようになりました。
  • スーパーに拠出することで、オーストラリア政府が半分を最高500ドルまでボーナスとして拠出してくれるスーパーアニュエーション ココントリビューション(Superannuation Co-Contribution)という制度もあります。
  • 自営業者(Sole Trader)もスーパーに拠出することで経費計上できます。

これらには収入制限、限度額や条件など多くの細かいルールがあります。

スーパーアニュエーションへの拠出での注意

自分のスーパーアニュエーションに入れると

15%の税金が取られ、実はスーパーアニュエーションの残高が減っている

のです。

これはちゃんと見る機会がないので、あまり知られていませんが、スーパーの中で実は15%の税金を取られています。一度スーパーからの明細を眺めてみるとよいかもしれません。よって、1や2は自分の課税所得(税金のかかる収入)によってはあまり効果を発揮しません。

スーパーへの拠出は自分のライフプランニングを考えながら行う必要があります。スーパーに入れたお金は10ほどのごくわずかの例外を除き、65歳になるか、60歳になって引退するかまで引き出せません。スーパーへお金を入れる、というのは少なくとも現金が飛びます。つまり、一度入れてしまうと、マイホームを購入したい、車がほしい、子供の学費で突然お金が必要になった、などという場合に現金が足りなくとも、出すに出せないのです。また、日本人の方には特に関わりますが、本当に自分が老後までオーストラリアにいるのか、ということです。日本人なので、思いもよらない理由で日本に帰国することになる、老後までなんて長い間オーストラリアに住みたくない、という方もいるでしょう。

幸い2018会計年度より、初めて自宅を買う方を対象にスーパーに拠出したお金を引き落とせるようになりました。しかし、限度額があり、それも少額。値段が当たり前のように500,000ドル1Mを超える今のご時世では雀の涙ほどかもしれません。

よく分かっていない、日本人の背景を知らないオーストラリア人会計士やファイナンシャルプランナーなどにそそのかされて節税になるからと安易に拠出する前に一考することが大切です。

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