コロナウイルスによる補助金はコロナウイルス オーストラリアの補助金まとめを
“センターリンク”、オーストラリアに住んでいる人なら一度は聞いたことがあるであろう政府機関です。失業手当など政府手当を管轄する部署です。レイジーなオーストラリア人が並んでいる、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。市民権、永住ビザを持っていると様々な手当がもらえます。
オーストラリアは中負担、中福祉の国と言えるでしょう。自分の税金が手当に使われるのを快く思わない方もいたり、このような手当が日本より厚いところにオーストラリアの魅力を感じる方など捉え方はいろいろです。最近問題になってきている、キャッシュで給料をもらう所得隠しで手当を多くもらう不正受給や、シングルマザーが実はシングルではなかったという不正受給で逮捕というニュースもありました。手当をもらっている方は、タックスリターンで払う税金が別の形で自分に戻ってきているということでもあります。
かつてはバラマキに近かったものの、最近はオーストラリアも財政難で受給資格、受給のチェック、所得制限も厳しくなってきました。そして、オーストラリア内でもこれに対する市民権者ではない永住権者に対する風当たりも厳しくなってきました。
考え方によっては、これらを受給し、自己投資して将来日本に還元したり、そのお金を日本で使ったりすればある意味、オーストラリアの資本を日本に貢献するために使うことができます。
数々とある手当の中で、
- 子供のいる家庭に支払われる Family Tax Benefit
- オージーには定番の失業中の手当 JobSeeker Payment(旧Newstart Allowance)
- Family Tax Benefitに加え、低所得家庭や片親家庭のための子ども手当 Parenting Payment PartneredとParenting Payment Single
- 24歳以下のフルタイムの学生のための Youth Allowance
- 子供が生まれた際の政府の産休補助 Parental Leave PayとDad and Partner Pay
- 25歳以上の大学などに通う人への手当 Austudy
- オーストラリアの政府年金 Age Pension
- 病気により働けない間の手当 Sickness Allowance
- 体の不自由な方を世話しなくてはならない方への手当 Carer Payment
などが日本人に関わる代表的な政府手当でしょうか。
これらに付随してもらえる Rent Assistance、Child Care Benefit、Child Care Rebate、SchoolKids Bonus、Health Care Card、Telephone Allowance などもあります。これらは所得や場合によって資産により受給できるかどうか、受給額が決まります。
これだけオーストラリアの都市、町間で物価が異なるのに、受給額に物価は考慮されません。シドニーに住んでいても、ケアンズに住んでいても、Mt IsaやTamworthに住んでいても同じです。
気をつけなくてはいけないのが、Family Tax Benefitなど一部を除きタックスリターンで申告する必要があることです。
また、センターリンクとATOは繋がっており、タックスリターンを申告し、実際の収入が確定すると調整が行われます。本来もらう権利がないくらい稼いでいた場合は、後で返すようにとの通達が来ます。
センターリンクの Payment and Service Finder で手当の検索ができます。
こんなこと、あなたの会計士は教えてくれますか?