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タックスリターンでよくある都市伝説

タックスリターンはただの義務である確定申告のことですが、噂や間違った解釈が横行してます。そもそもタックスリターンという名前が悪く、リターンとあるので、日本人はつい戻ると訳してしまいます。その結果、タックスリターンを申告すると何かもらえる、と勘違いしてしまいます。

今回はよくある勘違いを羅列してみましょう

2つ仕事をすると税金をたくさん取られる

当たり前ですが、そのようなことはありません。税金額は同じ年度内の課税所得の合計に対して計算するので、いくつ仕事をしていようが関係ありません。1つの仕事で50,000ドル稼ごうが、3つの仕事で50,000ドル稼ごうが払うべき税金は同じです。このような嘘の噂が流れるのには理由があります。
同一会計年度内に2つ以上仕事をしている場合、2つ目からは高い源泉徴収率を使う方が望ましいことがあります。それを雇用者に伝え忘れた場合、タックスリターンを申告すると、源泉徴収額が足りなく追加納税になることがあるからです。返金どころか払うことになるので、何か損をした気になります。
もう一つの理由が、2つ目以上の収入は高い源泉徴収率を使うので、手取り額が減りたくさん税金を払った気になるだけです。

戻ってくるお金が少ないからタックスリターンを申告しなくてよい

上記のようにタックスリターンはただの義務ですので申告するしないの選択肢はありません。申告義務がなくとも最低、申告義務のない届け出が必要となります。ちなみに未申告は罰金の対象です。

全額戻ってこない

タックスリターンは日本語で確定申告、つまり稼いだ収入を申告し、それに対する税金を払う制度です。当たり前ですが、もし全員に全額を還付していると税システムの意味がなくなり福祉、公共交通などの財源がなくなります。よく全額戻ってきたという方が周りにいると思いますが、これは稼いでいないから税金がゼロであるだけで収入から払った税金が全額戻ってくるだけです。

タックスリターンでお金がもらえるどころか払う羽目になった

上記のようにタックスリターンはただの税務申告で何かをもらえるから申告するわけではありません。自分の稼いだ金額に対する税金と収入から払った税金を比べ後者が多い場合のみお金が戻ってきます。特に銀行利息額の多い方、ABNで稼いでいる方は税金の天引きがないため追加納税になることが多くなります。
タックスリターンのリターンは“戻る”という意味ではなく、申告という意味です。

去年はあんなにたくさん戻ってきたのに今年は少ない、あの人はあんなに戻ってきたのに自分は少ない、何か間違っているはずだ

タックスリターンの返金額は自分の稼いだ収入に対する税金と収入から天引きされた税金の合計の差額です。ただ単にこの2つのバランスの調整です。たくさん税金を給料から天引きされていれば返金額は多くなります。または他に税金を引かれていない収入があれば、その分の税金を他の天引きからカバーしなくてはならなくなります。よって、総収入と総源泉徴収額が変われば返金額はガラッと変わります。

おそらく、これを読んだ方中には聞いたことがある、そう思っていた、という方がいるかもしれません。

我々、税理士はこのような勘違いから来る苦情、文句などとも戦っています。

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