ビジネスにソーシャルメディアを使う
昨今ビジネスの広告市場は皆様が感じているようにネットメディアにシフトしています。これらの最大の特徴はTVのコマーシャルや新聞、ウェブ、冊子媒体の広告と違い、
- 自分で
- 無料で
- すぐに
始められることです。
特にオーストラリアはフェイスブック(Facebook)の力がまだまだ強く、これなくしてはどうしようもありません。ある調査ではお客様の75%から78%はフェイスブックで商品を発見したと答えています。オーストラリアでは16,000,000人が使っていると言われています。
オーストラリアのソーシャルメディアの順位は以下の通り。当然オーストラリアなのでLineは縁がありません。
- フェイスブック
- YouTube
- インスタ
フェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)にはフェイスブックの他にもインスタ(Instagram)、Twitter、LinkedInがあります。ブログはおなじみの記事を書いてブログサイトに公開です。YouTubeは動画を作成し公開します。
これらの目的は自分のお店、ウェブサイトにまずは誘導する足掛かりを作り関係を構築していく
ことです。
鉄則は見込み客から関係の構築、そして商品の販売
鉄則は見込み客をゲットする足掛かりを作り、見込み客との関係性を構築することです。
最初から売ろうとしてはいけません。
そもそも買いに来ているわけではないのですから。逆に最初は、「お、これ読みたい」とか「お、これ使ってみたい」、「お、これ聞きたい」など何か価値あるものを提供しましょう。
考えてみましょう。そもそも、フェイスブックやYouTubeにしてもブログにしてもたまたまパソコンや携帯電話をいじっていたら出てきただけで買う気満々で調べてたどり着いた、という人の方が少ないはずです。特にSNSはそうです。何かフェイスブックやインスタを見ている時にたまたまパッと投稿や広告が表れ目に留まります。その中でこれいいじゃん、といった感じで一部の方が興味を持ってくれます。まず、可能性があるお客様をできる限り集めることです。別に皆が購入する必要はありません。このように集めた見込み客を得て、関係を築き、その中の一部の方にお客様になってもらうのです。在豪日本人だけをターゲットにすると一気にパイ(絶対数)が減ってしまい、見込み客が減り、結果としてお客様になる人数も減ってしまう可能性があります。そもそもの見込み客自体の数が少なくなってしまうのです。
話は逸れますが、フェイスブックもGoogleもうまくできています。我々の情報はフェイスブックなりGoogleに盗まれています。なんか知らないけど、自分の興味のある広告なんかが出てきます。そしてにわかに信じられないですが、Googleで検索したのに関連するものがフェイスブックに出てきたりもします。怖い世の中です。おまけですが、ATOもフェイスブックを見ています。例えば、Taxable Income(課税所得)10,000ドルの人が、「イエーイ80,000ドルのレクサス買ったぜ」、「船買いました」、みたいな投稿を載せてたら普通の人ならどう思うでしょうか?そのお金は一体どこから来たの??です。だからこそATOは車やヨット、船などの高い恰好資産に目を付けるのです。
さて話が逸れましたが、これはナンパとも似ています。よくナンパの名手のような方がナンパは数打ってなんぼ、と言います。これは理にかなっています。声をたくさん掛け(見込み客のゲット)、Lineを交換、見込みとなる女性を増やし、連絡(関係性を築く)、その内無視されたり、既読スルー、音信不通になる女性もいるかもしれませんが、その中でも関係性を築いていく方がある程度残ります。100人に声かけてゼロでも500人に声を掛けたら最後に1人残っているかもしれません、1000人に声を掛けたら3人残るかもしれません。ビジネスも似ています。この足掛かりを作るのがソーシャルメディアです。ちなみに私は怖くてナンパなどはできません。
最近の王道戦術
機会があれば顧客ゲットの王道、で説明することがあるかもしれませんが、最近は多くのサービスで上記の方法を利用し、
- SNSの投稿、広告、フェイスブックのメンバーに招待(見込み客を集める)
- 無料レポートやメールマガジン、無料サービス、無料お試し版を提供(関係の構築、継続)
- ある程度虜にして、続きはXXで!、もっと知りたい方は!のようにし、有料版、有料サービスへの誘導(始めて売る)
という順番になっています。
これらの足掛かりになるのがソーシャルメディアです。
おまけとして、業種にもよりますが、最近のトレンドは3の後サブスクリプション制(月々いくらみたいな課金方法)に持っていき継続的に売上を上げることです。コンサルティング、情報系はもちろんのこと、最近はシャンプーや化粧品などもサブスクリプション制になっています。
ちなみに、この記事を書いてはいるのですが、Ezy Taxはこのような手法は使っていません。なんか私にはありきたりで胡散臭いのと、そもそも値段も安いし無料で行う余裕がない、性格的に合わないからです。
ソーシャルメディアであるフェイスブック、ブログ、YouTubeの特徴
さて、ソーシャルメディアであるフェイスブック、ブログ、YouTubeの特徴を見てみましょう。
SNS(フェイスブック、インスタ、LikedIn、Twitter)
目的はまず目についてもらってお客様との接点を作ることです。時間は短く、とりあえず短い内容を投稿です。フェイスブックは個人用ではなくビジネス用を使いましょう。
ブログ
これは広告収入以外の目的でご自分のビジネスのために書いている方は分かるかと思いますが、目的は自分のビジネスについてじっくりと伝えることです。こちらはある程度の長さ、数の記事、投稿が必要ですので長期戦になります。
YouTube
YouTubeは動画です。目的は自分のビジネスのサービス、商品についてもっと深く、具体的に理解してもらうことです。活字を読みたくない方に見てもらう、そしてもっと重要なのはその人、商品、サービスの雰囲気、感じ、人柄が分かることです。こちらもある程度の投稿が必要となるので長期戦です。
特にものを売る商売でなくコンサルタント、先生、インストラクターなどのビジネスの場合はテレビに出ている芸能人などを考えると分かるでしょう。しゃべり方や何を言っているか、顔、表情でその人がどんな人かある程度分かってきます。親しみやすい、嫌い、頼りになりそう、ウザい、キレイ、面白い、分かりやすいなど動画でないと分からない部分が見えてきます。ビジネスをしている方からすると、人柄を伝えることができます。
物を売る場合は実際にどのように使うのか、どのように動くのか、どのような使い方があるのか、など写真や文字では伝えられない部分を伝えることができます。
レストランだと料理の躍動感、ストーリー、店の雰囲気を伝えることができます。
どんなにいい商品、サービス、料理も知ってもらわないと意味がない
今回のコロナ禍がなぜ人によってチャンスになるか、と言い続けているかというとコロナ禍で皆が情報を求め、調べ、そして暇になり携帯をいじり、今まで目に付けなかったところまで目に付くことが増えるからです。つまり、見込客を集めるのにはむしろチャンスになるからです。これは閉めている飲食店が多い中、開けていた飲食店は今まで他の店に行っていた方が閉まっているから代わりに来て継続的なお客様になる、というのも本質は同じです。
そして、最後に一番大切なこと
ビジネスは何をするか、売るかももちろんそうですが、重要なのは
あなたの素晴らしい商品、サービスをどのように知ってもらうか
です。