7月からの2023年度 新規会員受付中

従業員を雇うビジネス必見 – シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)

シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)とは何か

シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)といい、ATOが

  • 給料
  • スーパーアニュエーション
  • 税金の天引き(源泉徴収)

の報告を全てオンラインでリアルタイムに一括管理、雇用主は給料を全て会計ソフトを使いオンラインで報告しなくてはならなくなります。

2018年4月1日時点で従業員が20人以上のビジネスは現在強制施行(11月まで猶予有)、19人以下のビジネスは2019年7月からの強制施行となります。これに伴い、20人以上のビジネスは今すぐ、19人以下のビジネスもなるべく早く会計ソフトに変更する必要があります。

シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)についてはこちら

このシングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)により、雇用主は給料、税金天引き(源泉徴収)、スーパーアニュエーションの支払いを全てリアルタイムで管理され、スーパーアニュエーションを払っていない、税金天引き(源泉徴収)をきちんと引いていないなどといった法律を守らないビジネスの摘発が容易になります。

この国は給料の支払いを一括管理し、国民の収入情報を握ることを目論んでいます。雇われる側の従業員の方にとっては、自分でタックスリターンを申告してしまい、全て ATOに握られた情報のみで申告する、ATOと直接データ通信をすることでATOの思う壺ということです。そしてセンターリンク、イミグレーションなど今までより一層データが筒抜けになります。

 

シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)対応に向けて

すでにXeroやQuickbooks、給与管理の付いたオンラインのMYOBなどの会計ソフトをお使いのビジネスはこのままで問題ありません。あとはシングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)の設定をします。

これに伴い、大きな変更を余儀なくされるのが、まだエクセルや、給与管理の付いていないMYOBで給与を管理してしまっているビジネスです。

元々、有給計算、正しいPAYGペイメントサマリーの作成が困難となるため、ある程度の人数のいるビジネスはエクセルでの管理は実質難しかったのが事実です。それでも無駄に時間をかけ、無理やりエクセルで行い、有給計算をしていない、給料と税金を間違ってしまうビジネスが後を絶ちませんでした。

実際にシングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)が始まると、役員もATOへの給与報告の対象となります。つまり、法人でビジネスをしている方は自分以外の従業員がいなくとも給与管理の会計ソフトが必要になるということです。

会計ソフトの導入により会計システムのクラウド化(世界中どこでもできる、見れる)、入力作業の劇的な削減ができます。先日のブログにもありますが、コスト(費用)とは目先のインボイス、請求書の金額だけではありません。かけている時間も立派なコストになります。このように、シングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)のために会計ソフトを導入しても、当然記帳にも役立ちます。

このシングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)の施行により、給与管理に会計ソフトを導入する必要が出てきます。この移行、導入は容易ではありません。今まで貯まっている有給休暇の移行、会計年度の途中での変更の場合は、変更までの給料、税金天引きの入力、移行が必要となります。会計事務所も混雑する事務所や、会計ソフトの知識のある、ない、で任せる会計士により困難になってきますので、早めのアクションをお勧めいたします。

Ezy Tax Solutionsは日本人会計事務所唯一のXeroのGoldパートナーです。

Ezy Tax Solutionsではシングルタッチペイロール(Single Touch Payroll)対応クラウド会計システム導入支援もしておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です