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ヴィトンのバッグはタックスリターンで経費となるのか

私はいつもはアルマーニでルイ・ヴィトンやらプラダには縁がありませんし、誰かにプレゼントしたことも貢いだこともないのですが、

かの有名なヴィトンのバッグは経費になるのか、

です。

結論から言うとなります。

ヴィトンのバッグもプラダのバッグもコーチのバッグも経費となりうる

経費の原則として

雇われでもビジネスでもその収入の目的のために使うのか

というのが大原則です。

金額が高いから経費にならないとか、ブランド品だから経費にならない、ということはありません。

原理原則は同じ

です。

仕事、ビジネスに使っていると堂々と言えるならヴィトンでもグッチのバッグでも経費となります。

雇われている方は仕事に直結、仕事に使うということなら経費です。例えば、書類を運ぶ、仕事に使うパソコンを運ぶなどです。ただし、

一品300ドルを超えるものは減価償却といい、一括で経費とならず複数年に分けて経費計上する必要

があります。

ただ、複数年とはいえ、その間仕事で使うということなら数年に渡って全額経費となるわけです。

また、バッグにおいてはあまりありませんが、100%は仕事用じゃないけど、仕事でも使う、という場合は4週間の利用時間記録から仕事用の利用の%分で案分します。例えば、2,000ドルのヴィトンのバッグの場合で34.4%が仕事用という場合は2,000ドルの34.4%の688ドルが経費となります。

経費計上の原理原則は

タックスリターンの経費で節税対策 – 払う税金を少なくしよう【税理士解説】

ビジネスで利用という場合は1,000ドル以下は複数年に分けて経費にする必要もなく一括計上(2021年1月1日以降取得分)、1,000ドルを超えていても現在2022年会計年度まで特例となっているTemporary Full Expensingで一括計上可能です。ちなみにこのTemporary Full Expensingは現在2023会計年度まで延長するという話が出ています。

では高級車や腕時計、化粧品は同じ様に経費となるのか

車も経費計上の原理原則は同じです。ランボルギーニでもベンツでもBMWでもポルシェでも通勤以外の用途で使う場合は経費となります。

ただし、購入価格を経費にしたいなら3か月のログブックが必要です。また、車本体の購入の経費額には限度額があり、2022会計年度はGST込で60,733ドルです。つまり、残念ながら高級車を買っても全額は経費にはなりません。

車の経費計上について詳しくはこちらから。

タックスリターンにおける車の費用の経費計上【税理士解説】

 

では腕時計はどうか。これは10ドルの腕時計でも10,000ドルのロレックスの腕時計でも経費となりません。理由は値段、ブランド物云々ではなく腕時計自体が経費とならないからです。ただし、アップルウォッチのようなスマートウォッチは腕時計としての用途ではなく携帯電話などの様なポータブルディバイスとしてなら経費となる可能性はあります。しかし、上記の通り腕時計としては経費となりません。

化粧品も同様にブランド物でもそうでなくとも化粧品は経費とはなりません。仕事上キレイに見せないといけないから、とうのは理由になりません。ちなみに、客室乗務員の化粧水は極度の乾燥下での仕事となり、乾燥防止という名目なら経費となります。

香水に関してはちょっとしたテクニックで経費とすることはできなくはありません。

売却したら今度は収入となる

経費にできて、経費計上した場合ですが、

後で質屋か何かに売ったら課税収入

です。